【コラム】人の役に、社会の役に立つとはどういうことなのか/我楽多見聞録 vol.07

「書物というのはポケットに入れて持ち歩ける庭のようなものである」。そんな格言もあるように、読む人間によって価値がゼロにもヒャクにもなるのが本のいいところ。文苑堂スタッフの推し本コラム。(ササキアイ)





やりたいことがないやつは社会起業家になれ/山本繁


「すごいタイトルだな」

本屋で目があった一冊だった。その時は「社会起業家」の意味すら知らなかった。でも「やりたいことがないヤツ」がなれるとも思えなかった。よくわからないままに一気に読んだ。タイトルどおり。すごい一冊だった。

ここで著者の山本繁氏のプロフィールを紹介。ニートのためのインターネットラジオ局「オールニートニッポン」、漫画家志望の若者に格安で住居を提供する「トキワ荘プロジェクト」を立ち上げる。活動を続ける中で「若者たちの社会的弱者への転落を予防できないか」と考え、2009年3月に「日本中退予防研究所」を設立。若者たちが未来に希望を持てる社会の創造に取り組んでいる。

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やっぱりすごいことやってるんですよ。三月の大震災以降、「どこで、なにをして、生きるか」それが改めて個人に問われている。らしい。本当かどうかはわからないが、確かに私個人も考える時がある。本当に人の役に立つ、とはどういうことなのか。社会の役に立つ、ということは。なんだかもやもやする。何かが燻ったまま。という方たちに知って欲しくて今回紹介。

「社会起業家」読んだらわかります。


やりたいことがないやつは社会起業家になれ
著者:山本繁
出版元:メディアファクトリー


ササキアイ/株式会社文苑堂社員。現在は企画担当。婚活パーティーなども開催している。


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