【僻地】その数八百体!謎の石仏&石像がひしめく未開の地/富山アングラ観光 vol.01

知ってるようで意外と知らない、富山の裏スポットをめぐる旅。今回、訪れたのは大沢野町にあるおおさわの石仏の森&ふれあい石像の里です。(B-FUN)






降り積もる雪。そんなの知るかと、ただ前を見つめる八百の羅漢


SEKIBUTSU_03@OSAWANO

富山市街から国道41号線を走ること三十分。大沢野町は神通峡、神通川第二ダムの湖畔に「おおさわの石仏の森&ふれあい石像の里」はあった。深々と降り積もる雪の中、めげずに立ち並ぶ羅漢たち。

とある社長が創り上げたこの空間。じつはこの石仏の森とふれあい石像の里はそれぞれ少し離れた場所にあり、石仏の森が五百、石像の里が三百で計八百体となっている。そこで、今回はより面白そうな石像の里をメインに散策。なにしろこっちはその社長や家族、親戚などが個人的にお世話になった人たちを石像にしているというのだ。大胆。



SEKIBUTSU_01@OSAWANO

もちろん見物客はゼロ。五十センチ以上の積雪と極寒に「こんな時期に来るんじゃなかった」と嘆きもしたが、人が全くいない分、石像たちの気配を感じとることができた。(正しくは"勝手に感じとって妄想をする遊びができた")



SEKIBUTSU_05@OSAWANO

頭に雪が積もっていたので取り払ってあげようとしたが、八百もあっては笠地蔵のおじいさんでさえ投げ出すレベル。なにしろ、家で寝てるときに八百もの石像がやってきては、一生のトラウマになるはず。ここはがんばって越冬してもらうしかない。



SEKIBUTSU_04@OSAWANO

かなりリアルに彫られているのだろうが、対象が個人的にお世話になってとあって、部外者には誰が誰なのかさっぱり…。土台の部分に苗字が彫ってあるので「ああ、これが佐藤さんね。こんにちわ」くらいしかできないのである。んもうっ!



SEKIBUTSU_02@OSAWANO

雪に埋もれながら足を組む。「冬?余裕です」と声も聞こえてきそうなシュールさ。大雪にならないことを祈るばかり。

そんな「おおさわの石仏の森&ふれあい石像の里」も、今の時期は雪が深すぎて観光もままならず。冬が空けてから、もしくは長靴持参がおすすめです。

感想:マドハンドになった気分になれるかも


おおさわの石仏の森&ふれあい石像の里
富山県富山市大沢野町牛ヶ増家高割1092
見物自由



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